自社リスト構築の上で、オプトインを促すプラットフォームとして主流なのが、
- メールマガジン
- LINE
のツートップです。
今回の記事では、メールマガジンとLINEのそれぞれの特徴を解説しながら、「どのような活用方法が効果的か」を解説します。
今も昔も相変わらず強いメールマガジン
メールマガジンは私がマーケティングとコピーライティングの世界に足を踏み入れてから今日にいたるまで、10年以上変わらずに活用され続けているツールの1つです。
LINEや携帯キャリアSMSのようなメッセージサービスが普及してからはメールアドレスの重要度が下がっているように思われるかもしれません。
が、なんだかんだいって結局メールマガジンはいまだに、古臭くてもダイレクトメールのように効果的な手法の1つだと考えて良いと思います。
メールマガジンの2つの運用方法
メールマガジンにおいて効果的な運用方法は主に2つ。
【1】顧客教育を目的とした定期的なコンテンツ提供
メールマガジンはその名の通り、「メール形式で定期的に情報を届ける」といった運用方法をとることで高い効果を発揮します。
顧客教育のためのコンテンツを発信するのと非常に相性が良い訳です。
メールマガジンで掲載したコンテンツを後からブログにも転載して、ログとして残しておく…とった手法を取れば、出したコンテンツが無駄になることもないはずです。
もしくはメルマガ限定で、SNSやブログのようなオープンな場では言えないようなクローズドな情報を交えて発信するのも効果的だと言えます。
読み手が継続的に読みたくなるようなコンテンツを定期的に発信する場として活用すると良いでしょう。
【2】不定期な集客や販売誘導
メールマガジンは、顧客にとって「セールスされる場」としての心構えが予めできている…といって差し支えがないプラットフォームです。
メールを通じて直接的にセールスをかけることも可能です。直接的に集客したり販売するだけでなく、ティーザーをかけたりすることもできますね。
ただし、読み手がコンバージョンしてくれているかどうかは、ぶっちゃけ「どれだけ顧客教育に力を入れてきたか」に左右されます。
どれだけコピーライティングを勉強してようと、商品のオファーを魅力的に設計しようと、読み手が「この人から買いたい」と思ってくれなければ、売れるものも売れません。
コンテンツを厚めに発信して、顧客教育を経てからマネタイズを図る…というステップを必ず踏むようにしましょう。
コンテンツメールとセールスの比率について
メールマガジンにおいて、顧客教育用のコンテンツメールと収益用のセールスメールを、どれくらいの比率で送ったら良いか…という質問を割といただきます。
これについてはさまざまな意見がありますが、間違い無く言えるのは、セールスメールの比率はコンテンツメールの比率を超えてはならないということです。
顧客教育とマネタイズについて考えるときは、種を巻いて時間をかけて育て、必要なときに収穫する…というイメージ持つようにしてください。
コンテツをしっかりと発信しながら、時間をかけて顧客教育する意識を持つと良いかもしれません。
LINEは読まれやすくブロックもされやすい
そして、LINEについて。
一時期はメールの何倍もの効果を出していて、「今後はメールは消え去り、SMSに移行していく」といったことも言われていました。
私も一時期この考えで、LINE集客に完全に舵を切った経験がありますが、実際に運用してみたところ、この意見はいち早くLINEを集客に取り入れた人の考えにすぎないということが後からわかりました。
今となってはあらゆる業者がLINEを集客に活用するようになっていて、市場としては成熟してしまったというのが私の見解です。
「単にLINEを使えば効果が出る」というフェーズは終了し、効果的な運用をしなければ、すぐに通知OFFになるorブロック行きになる…ということです。
LINEの2つの活用方法
以上を踏まえた上で、うまくLINEを運用する方法が2つあります。
【1】お知らせ・リマインドに活用する
最も代表的な使い方は、お知らせ・リマインドです。
例えば、ブログ更新のアナウンスや、新しいサービスのリリースの通知など、最新の情報をリアルタイムで発信し、しかるべき誘導先に誘導していく…といった使い方がスマートです。
【2】顧客とのコミュニケーションツールとして
LINEはリアルタイム性を重視するコミュニケーションツールです。
ですので、あくまで1人の個人として、顧客とのコミュニケーションに活用するのが好ましいと言えます。
例えば、
- 質問の募集
- アンケートの依頼
- ちょっとした気付きや耳寄り情報の提供
といった、短文の情報発信と相性が良いです。(画像を交えるとなおGOOD)
LINEメッセージに最適な文量は?
LINEでメッセージを送る場合、どれくらいの文量が良いのか…という話ですが、メールマガジンのように長々とメッセージを送るのはあまりオススメできません。
基本的には1画面に収まるレベルの文量で、稀に必要であれば長文を送る…という運用がちょうどよいかなと思っています。
ここも顧客教育の度合いによって変わってくるので、いろいろと反応をテストしながら試してみてください。
一応LINEのホーム画面にコンテンツを投稿して、LINEメッセージでそこに誘導する…という手法もあるにはありますが、割と飛び道具ですので、ここでは割愛します。
LINEとメルマガをうまく組み合わせて活用すべし
ということで、LINEとメルマガの運用方法についてまとめてみました。
例外はくさるほどありますし、コンテンツやお客様の属性によって運用は変わってきますので、あくまで「ベーシックな運用方法」として考えてみてください。
LINEやメルマガのようなツール的ノウハウよりも、本当に大切なのは顧客教育のほうなんですが、こちらはまた別の機会に解説します。
(更新したらお知らせしますので、よければLINEに登録しておいてください)