マーケティング

【メルマガかLINEか】時代遅れでもメールマガジンを配信すべき理由

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一昔前に見受けられた

「初対面の人とメールアドレスを交換して連絡を取り合う」

といったやりとりは、近年はほとんど見かけなくなりました

私はというと、家族のメールアドレスすら知りません。必要であればLINEでやりとりしますし、親族はLINEか携帯キャリアのSMSでメッセージを送ってきます。

では、情報発信や集客のツールとしてメールマガジンは時代遅れなのか…というと、私はそうは思いません。

むしろ、コンテンツマーケティングやダイレクトマーケティングの視点ではメルマガ配信は超重要です。

今回の記事で詳しく解説していきます。

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メールマガジンは決して時代遅れではない

10年前までは、セミナー講師やコンサルタントのようなコンテンツホルダーにとって、メールマガジンはメジャーな集客ツールでした。

専用のフォームからお客様にメールアドレスを入力していただき、登録された方に対して、メルマガ形式でコンテンツ発信、集客をかける…というやり方です

近年ではメールアドレスを使用する機会も減っていて、連絡のやりとりをするツールのメインストリームはLINEなどのSMSツールかもしれません

「メールアドレスをつかったやりとりは時代遅れ、これからはLINEだ」

という声も一部囁かれています。

が、実務的な視点から言えば、それでもメールマガジンを使った情報発信はいまだに超有効だというのが私の考えです。

LINEとメールマガジンは購買率がまったく違う

確かに日常的なコミュニケーションでラインのようなSMSツールは当たり前のように活用されています。

ですが購買に結びつくのかどうかとなるとまた話が別です。

先にお伝えしておくと、LINEとメールには、

  1. LINE:届きやすく開封されやすい
  2. メールマガジン:届きにくく開封されにくい

という特徴があります。経験則ですが、LINEのほうがメルマガの5倍から10倍は読まれやすいです。

それでも、私がこれまで携わってきたセミナー開催や教材販売などの様々なプロモーションは、9割方がLINEとメールマガジンの両方を併用しています。

理由はいくつかありますが、1つだけお伝えすると、メルマガとLINEを同時併用してプロモーションをかけたとき、購買者の動線をたどるとメルマガ経由とLINE経由が3:1前後に落ち着く傾向があります。

つまり、メールマガジンがLINEよりも読まれにくかったとしても、購買率に関して言えばLINEよりも効果が高いということです。

読まれやすいからと言って、購買に結びつきやすいかどうか…となると、別の話になってくる訳です。

メルマガと購買の結びつきが強まっているのが今

このあたりのロジックを解説をしようとすると、メールマガジンの特徴とLINEの特徴をそれぞれガッツリ解説する必要が出てくるので今回は控えます。

が、1つだけお伝えしておくと、LINEは単体でコンテンツを届けたり商品を販売することには向かない…という特徴があります。

メールアドレスで連絡を取り合う人は減っていますが、Amazonや楽天などのネットショッピングを利用するためには、メールアドレスは不可欠です。

プライベートな連絡手段がメールからLINEなどのSMSにシフトしたことで、メールアドレスそのものが、より強く購買行為と結びつくようになったのが今の状況です。

一方でLINEは、主に人とのコミュニケーションのためのプライベートなツールとして活用されています。

読み手に対してちょっとしたお知らせやリマインドをお届けするのと相性は良いかもしれませんが、長文を送りつけたり、直接購買行為に結びつけることはなかなか難しく、この点でメルマガに劣ってしまうわけです。

結論:ベストはメルマガとLINEの併用

長々と述べてきましたが、まとめると「メルマガは時代遅れ、LINEだけに力を入れるべき…」という考えは、機会損失を生みかねないということです。

この記事を読まれているあなたも、メールボックスを定期的にチェックする習慣がついていると思います。つまりそういうことです。

これだけウェブマーケティングがメジャーになってるのに、未だにDMが採用されるのと同じで、マーケティング・集客におけるクラシックな手法として捉えるべきかもしれません。

ターゲット層が若く、メールをほとんど使わないような属性を対象にビジネスをしているのであれば、ともすればLINE一本でやっていくのもアリかもしれませんね。

少なくとも私がコンサルしている、高単価商品を扱うひとり経営者のクライアントには、無理のない範囲でLINEとメルマガを同時に併用することをオススメをしています。

ABOUT ME
arai
マーケティングディレクターです。 ひとり経営者の方をメインに、「実務もできるコンサルタント」として活動しています。